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フィールドレコーディングやライブ録音時の風のふかれ対策に便利なウィンドジャマー自作 (比較音あり)。

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制作でつかう音素材用によくフィールドレコーディングをしているのですが、野外での録音で困るのが風による吹かれですよね。

特にコンデンサマイク等は感度が良いため、微かな風でも結構ボボボといったノイズが入ってしまいますし、強い風であればすぐにピークを超えて音割れしてしまうので全く使えない素材になってしまいます


そんなケースにはウインドジャマーというものを使うと、かなり風のふかれノイズを軽減することが出来ます。
市販されているものもありますが、原理は簡単そうですし、せっかくなので実験をかねて自作してみることにしました

※下に効果の試聴MP3もあります。

今回はフェイクファーという生地を購入してレコーダーやマイクにあわせて袋状に縫い合わせて作ってみました。

ウインドジャマーは『風が柔らかい毛を揺らし動かすことで運動エネルギーとして使われてエネルギー量を小さくしていく』という原理のようです。なので柔らかくてある程度毛足が長いものの方が効果があると思います。また毛が揺れた時に音が出ないような素材、フェイクファーのようにふわっふわな毛質の方が適していると思います

また毛が植えてある布の生地はある程度は音が通りやすそうな素材にすると良いと思います。自作する場合は何種類か買って作ってみると良いんではないでしょうか。
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こちらはコンデンサマイク用。

色に派手なのを選んだのもあり見た目はちょっとヘンで面白いですけど(笑)、効果はなかなかに好調で有り無しでは録音素材の質が結構変わってきますよ!

フィールドレコーダー付属のマイクにウィンドジャマー有り無しで『同じ位置、同じ録音レベル』で録音しています。

普段ではフィールドレコーディングを諦めるくらいの風だったのでウィンドジャマー無しでは【風の吹かれ】で0dBを超えて音割れしていますが、ウィンドジャマー有りでは【風の吹かれ】による音割れはなくピークは-10dB程度でした。風の強い部分で軽い吹かれはありますが編集でカットできる範囲ですし、ウィンドジャマー無しと比べると『風の吹いてる様子や鳥の声』といった空間の雰囲気が捉えれていると思います。

今回UPにあたってどちらもピークを-3dBに揃えています。それ以外は未処理です。
※画像をクリックすると拡大します。

●ウィンドジャマー無し
DR-100mic_N

      ウインドジャマー無し

●ウィンドジャマーあり
DR-100mic_WJ

      ウインドジャマーあり

どうでしょうか?


フィールドレコーディングでも録音後にスタジオでの編集によって、ノイズ除去や音割れ除去、またコンプやEQによって大きく改善できるのですが、やはり事前に良い録音状態を作るのが基本になります。

比較的かんたんに作れる割に効果は大きいので野外で録音する方で吹かれに困っている方は是非試してみてください。