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PULTEC EQ EQP-1Aのカーブを知ろう!

PULTEC EQ EQP-1Aは、ビンテージEQの名器ですよね。私もMIXでUADのプラグインを愛用しています。

アウトボードでも色々なクローンが出ていますし、モデリングされたプラグインも沢山あるので使った事がある人は多いと思います。

EQP-1AのEQ部分はコイルとコンデンサによるパッシブ回路になっているのでEQのかかりが自然です。またパッシブ回路で減衰した音を真空管回路でゲインアップしているので倍音負荷されます。このあたりの特徴から非常に音楽的に使えるEQになっているのだと思います。

個人的にはEQカーブが見えない点も、耳でEQに集中出来て気に入っていますが、やはり一度はカーブをみておくと使い方もより深くなると思います。

特にこのEQはブースト・カットが同時にできるところが特徴で、その際のカーブが個性的なのです。基本シェルビングEQですが同時ブーストカットにより、BELL的なカーブが発生するのです。

今回waves Q cloneを使ってカーブをキャプチャしたので知らない方はチェックしてみると、また使い方に深みがでるんではないでしょうか?

全パターンはありすぎて大変なので(笑)、カーブが個性的になるブースト・カットFULLにした状態をキャプチャしています。

まずは低域から。

低域カーブ

●20Hz ブースト・カットFULL

●30Hz ブースト・カットFULL

●60Hz ブースト・カットFULL

●100Hz ブースト・カットFULL

かなり個性的なカーブになりますよね。ディップ(凹みの部分)が出来てるのがポイントです。

特に20Hzや30Hzはキックに使うとハマる事が多いんじゃないでしょうか。

次は高域です。

まずQの幅による違いをみてみました。

高域Q幅による違い

●8k ブーストFULL Sharp

●8k ブーストFULL Broad

QをSHARPにすると同じブースト10でもGainが違っているのがわかります。偶然なのか設計なのかは分かりませんが、流石EQをよく分かった仕様ですね〜。

次はブースト・カットFullによるカーブをみたいと思います。QがSHARPの方が個性的なカーブになるので、その設定でキャプチャしています。

高域ブースト・カットFullのカーブ一覧

●3kブースト 5kカットFULL

●3kブースト 10kカットFULL

●3kブースト 20kカットFULL

●4kブースト 5kカットFULL

●4kブースト 10kカットFULL

●4kブースト 20kカットFULL

●5kブースト 5kカットFULL

●5kブースト 10kカットFULL

●5kブースト 20kカットFULL

●8kブースト 5kカットFULL

●8kブースト 10kカットFULL

●8kブースト 20kカットFULL

●10kブースト 5kカットFULL

●10kブースト 10kカットFULL

●10kブースト 20kカットFULL

●12kブースト 5kカットFULL

●12kブースト 10kカットFULL

●12kブースト 20kカットFULL

●16kブースト 5kカットFULL

●16kブースト 10kカットFULL

●16kブースト 20kカットFULL

ふ〜、、、疲れた(笑)。厳選してても中々多いですね(笑)。

当たり前なんですけど、カット周波数を下げるほど、ピークのQが鋭くなりディップ量も多くなっています。

基本シェルビングEQですが、ブーストカットを同時できる仕様にする事によりベル的なカーブが使えるというわけですね。

これらは特徴を分かりやすくするため極端な設定にしています。同じ周波数設定でもブーストカット量が少ないとディップの有無・位置や量も変わってきます。音楽なので最終的には耳で決めましょう!

まとめ

アナログEQに慣れていない人だと、デジタルEQと違って操作とカーブが全然一致しない印象かもしれないです、、、(笑)。アナログ系EQはこういった挙動が多いので本質的に耳で聴いてジャッジするのがベストですけど、こうやって一度カーブを知っておくと良いと思います。

上にも書きましたがブースト・カット量によってディップの位置や量も変わりますので、興味がある方は自分でも調べてみるといいと思います。

少しでも何かの参考になれば嬉しいです。